1歳までにしておきたい!赤ちゃんの行事まとめ
赤ちゃんが生まれてから、1歳になるまでの間はイベントがたくさん!
今回は伝統的な5つの行事の基本情報(いつ、何をして、必要なものは何か)をご紹介します。昔とくらべて変化した風習などもご説明しますので、ぜひご参考にしてみてください。
お七夜
日程:生後7日目の夜
目的:名前を決め、お子さまの健やかな成長を祝う
内容:平安時代から続く伝統的な行事です。この日までに名前を決めて、命名書を飾りましょう。また、お赤飯や鯛の尾頭付きなど、お祝いのごちそうを用意します。赤ちゃんとママの退院祝いを兼ねて行うことも。
準備するもの
・命名書 (プロに書いてもらうものと、購入後自分たちで書き入れるものがある)
・お祝い膳
お宮参り
日程:生後30日前後 ※男の子は31日、女の子は32日とする地域もあります
目的:赤ちゃんが無事生まれたことを氏神様に感謝する
内容:本来は赤ちゃんの父親と、父方の祖母が氏神様に参詣する儀式でしたが、最近はママも一緒にお参りし、記念写真を撮ることも多い行事になっています。初穂料を収めることもあります。
また、参拝するときの赤ちゃんは、紋付きの羽織や友禅模様などの掛け着といった祝い着に正装するのが正式です。最近では赤ちゃん用のセレモニードレスや、白のおしゃれ着で対応する家庭も増えています。一緒にお参りする家族は、正式な行事としてブラックスーツやセレモニースーツで揃えるとよいでしょう。
準備するもの
・赤ちゃん用の祝い着かセレモニードレス ※写真スタジオなどでレンタルする場合も
・初穂料(必要に応じて)
お食い初め
日程:生後100日前後
目的:一生食べ物に困らない暮らしと長寿を祈願する
内容:百日祝い(ももかいわい)ともいわれる行事で、赤ちゃんの誕生日から数えて100日目頃に行います。最近では離れて暮らす祖父母と一緒に祝うために、100日過ぎてから皆の予定の会う日に設定するケースも。赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにという願いを込めて、ごちそうを用意します。赤ちゃんはまだ食べることはできませんが、赤ちゃん用の御膳を揃えて祝いましょう。
また、母方の実家からは高足の御膳に乗せた漆器をプレゼントするのが習わしですが、最近は、ベビー用食器など扱いやすいものを準備することも多いようです。
この行事は、赤ちゃんの歯固めの意味も持っていて、氏神様のところから、小石をお借りしてきてお膳に沿えます。赤ちゃんが間違って飲み込まないように、しっかり見守ってあげましょう。
お食い初めの儀式のあとには、元の場所にきちんと戻してくださいね。
準備するもの
・お祝い膳
・赤ちゃんの食器
・歯固めの石
初節句
日程:生後初めての節句 ※生後1カ月で迎える場合は翌年に行うこともあります
目的:お子さまの健やかな成長祈願
内容:節句のお祝い行事として両家を招いて行います。節句の人形などは、母方の祖父母がプレゼントするのが習わしでしたが、最近では折半することもあります。行う内容には男女で違いがあります。
男の子 端午の節句 5月5日
男の子が無事に成長するよう願いを込めて行う行事です。部屋の中には兜屋武者人形、外には鯉のぼりを飾ります。ぶりやカツオ・ちまき・柏餅を用意します。
女の子 桃の節句 3月3日
女の子が幸せな結婚ができるようにお願いする行事です。お雛様と桃の花を飾ります。ちらし寿司やハマグリのお吸い物・桜餅を用意します。
準備するもの
・節句の人形
・お祝い膳
初誕生日
日程:1歳の誕生日
目的:円満な人生を過ごせることを願う
内容:満1歳になった誕生を祝う行事です。1升餅を風呂敷やリュックで背負わせて、赤ちゃんに歩かせたり、ハイハイさせたりします。この行事には、背負いきれないほどの食べ物に恵まれるという意味も込められています。また、赤ちゃんの食べられる好きな料理も用意します。
最近は生後半年を祝うハーフバースデーも人気の行事です。この時期の赤ちゃんの寝相アートなどを楽しむ家庭も見られます。
準備するもの
・1升餅
・赤ちゃんの好きな料理