【妊娠初期】マタニティウェアはいつから着るべき?
まだほとんどおなかが大きくなっていない妊娠初期。見た目には妊婦さんとはわからないことも多い時期です。そんな時期だからこそ、「どんな服装をすればいいの?」と思っている妊婦さんは多いかもしれません。
そこで今回は、妊娠初期の服装で気をつけたいポイントや、マタニティウェアの取り入れ方についてご紹介します。
「妊娠初期でもマタニティウェアを着たほうがいいの?」「マタニティウェアっていつから着ればいいの?」
と悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
※この記事内における「妊娠初期」は、妊娠0ヶ月から4ヶ月までの時期を指します。
目次
妊娠初期の体ってどんな状態?外見は変わらなくても体内には大きく変化が!
妊娠初期は、まだおなかが大きくなっておらず、パッと見は妊婦さんとはわからないことがほとんどです。しかし体の中では、胎盤ができはじめたり、ホルモンバランスが大きく変わったり、皮下脂肪が増えていったりと、さまざまな変化が起きています。ゆっくりと体重が増えたり体が丸みを帯びたりと、体型の変化に戸惑う人も多くいます。
また、妊娠2ヶ月目から3ヶ月目あたりにかけて、つわりや体調不良がピークになる妊婦さんも多いです。体が熱っぽくなったり、だるくなったり、むくんだり、ひどい眠気を感じたり、便秘や頻尿になったり、感情が不安定になったりといった変化が起こります。
妊娠初期の服装は「快適」が一番!マタニティウェアは、いつから着てもOK◎
そんな時期だからこそ、妊娠初期の服装では「快適であること」が一番大切!
例えば、苦しく感じるようなスキニーパンツやデニムは、下半身が締め付けられるのであまりおすすめできません。また、妊娠初期はつわりや貧血で足元がふらつくこともあるので、ヒールはできるだけやめたほうが安心。ぺたんこ靴やスニーカーが無難でしょう。TPOに合わせてどうしてもヒールを履かないといけないときは、ヒールが太くて低い安定感のあるタイプを選びましょう。
妊娠初期はまだそれほどおなかが張っていませんので、「マタニティウェアしか着られない」ということはほとんどありませんが、機能的なマタニティウェアがあればより安心です。今は体の変化に合わせたおしゃれなマタニティウェアもありますので参考にしたいですね。
マタニティウェアの選び方
妊婦さんにとっての「機能的」と「快適」は、具体的に次のポイントが当てはまります。
・肌触りが良い
・サイズ調整できる
・TPOに合わせられる
・産後も着られる
それぞれについて詳しく解説します。
肌触りが良いものを選ぶ
マタニティウェアの素材はやさしい肌触りで、刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。着心地が良く、快適に過ごせるのはもちろんですが、妊娠するとホルモンバランスの変化により、肌が敏感になることがあるためです。
サイズが調整できるものを選ぶ
妊娠中はママの身体が大きく変化しやすいため、妊娠初期にマタニティウェアを購入する場合は、サイズ変化を見越したものがおすすめです。マタニティドレスには、ボタンやアジャスターなどでサイズを調整できるものも多くみられます。このような服であれば、妊娠後期だけでなく出産したあとも長く使えます。
TPOに合うものを選ぶ
妊娠期間中はゆったりとした服が望ましいですが、働いている場合は「カジュアルすぎる服は避けたい」という方もいらっしゃいます。マタニティウェアのなかにはオフィスに適したものもあるので、TPOに合わせつつ妊娠中の体にもやさしい服を選んでください。オフィスワークには白やグレー、黒がおすすめです。
産後も着られるものを選ぶ
実は、多くの方がマタニティウェアを産後も着ています。出産後も妊娠前の体型に戻るには時間がかかるうえ、頻繁に授乳をする生活リズムの面からも、ゆったりとしたマタニティウェアが便利なためです。なかには授乳口付きなど、授乳しやすい工夫がされているものも多くあります。
妊娠初期はとにかく楽ちんな服が最適! おすすめアイテム
ここからは、妊娠初期におすすめのアイテムを具体的にご紹介します。
<インナー>
ブラジャー
妊娠すると乳腺や乳管が発達し、胸に張りを感じるようになります。少しずつサイズアップしていくため、乳腺の発達を妨げないようなノンワイヤーブラジャーやカップ付きのキャミソール・ブラトップがおすすめです。また、ハーフトップのブラジャーも締め付けが少なくラクに着られます。なかには、産後の授乳期にも適したクロスオープンやフロントオープンなどの機能を備えた商品もあるので、着心地がよく、使いやすいものを選んでください。
ショーツ
ショーツはおなかがしっかり隠れる大きめサイズのものや、足の付け根がきつくなく、リンパや血液の流れを妨げないタイプがおすすめです。また、ウエスト部分はゴムがお腹を締め付けないものを選びましょう。妊娠中はお腹が大きくなることで皮膚が薄くなるため、保温性に優れた素材で冷えを予防してください。
レギンス、タイツ、ストッキング
マタニティウェアにはお腹がすっぽりと収まるワンピースやスカートも多いので、合わせて着るレギンスやタイツ、ストッキングもマタニティ用のものを着用するのがおすすめです。マタニティウェアのレギンスやタイツはお腹部分の面積が広かったり、よく伸びる素材が使われていたりと、締め付けが少ないつくりになっています。お腹が大きくなってからも使いやすく、なにより下半身の冷え対策に効果的です。季節に合った素材や長さを選んでくださいね。
ボトムス
おなかやウエストのサイズ変化に合わせて伸び縮みしてくれるようなものがおすすめ。ストレッチ素材を使用していたり、サイズ調節ゴムやリブ素材のゴムを使っていたりするものであれば締め付けが少ないのでラクに着られます。
徐々に大きくなるおなかやウエストをやさしく支えてくれるボトムスです。おなかの赤ちゃんの事やママの腰痛防止のためにもマタニティ用のアイテムを選びましょう。
パジャマ
妊娠中は睡眠がとりにくいこともあるため、パジャマも締め付けのないものを選んでください。普段よりサイズが大きい通常のパジャマでも良いですが、おなか周りのサイズが大きかったり、ズボンのウエスト調節ができたりするマタニティ用パジャマがおすすめです。
出産する病院によっては、パジャマを入院時に持参する必要があります。前あきタイプやワンピースタイプは診察時や処置時にも役立ちます。
妊婦帯
妊婦帯とは、大きくなってきたお腹を支えて腰痛や背骨の反りを防止したり、皮膚が薄くなったお腹を温めたりするアイテムのことです。日本では、妊娠5ヶ月の戌の日に妊婦帯を巻き、安産を願う風習もあります。やさしく包み込む腹巻タイプや、サポート力に優れたささえ帯タイプ、下着と一体化したパンツタイプなど、装着感やサポート力ごとにいくつかの種類があるので、生活スタイルや好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
まとめ
妊娠初期のころのお腹はまだあまり大きくないですが、体はすでに妊娠によって変化し始めています。どんどんお腹が大きくなっていくことを見越して、締め付け過ぎず機能性や保温性に優れたマタニティウェアを選びましょう。サイズ調整ができて授乳期にも対応しているマタニティウェアもたくさんあるので、お気に入りを探してみてくださいね。