夏のお出かけのお供に!子どもの暑さ対策にぴったりのグッズ
近年、夏の猛暑日はめずらしいものではなくなりつつあります。小さな子ども達は、大人と比べて体温調節機能が未熟なため、とくに熱中症予防のための暑さ対策が欠かせません。今回は、子どもの熱中症対策におすすめのグッズや熱中症を予防するためのポイントをご紹介します。
目次
子どもは暑さに弱い?その理由は
子どもは、体温調節機能が未熟で大量の汗をかきにくいため、大人よりも暑さに弱い傾向にあります。
大人の体内の水分量が約60%であるのに対して、子どもは70~80%程度と割合が高く、外気温の影響に左右されやすいのも理由のひとつです。
また、子どもは大人と比べて体が小さいため、アスファルトなど地面との距離が近く、照り返しを受けることで体温が上がりやすい傾向にあります。
そのため、大人以上に熱中症のリスクが高くなりやすく、外出時には暑さ対策を万全にしておくことが大切です。
子どもの暑さ対策におすすめのグッズ
ここからは、子どもの暑さ対策におすすめのグッズを紹介します。
・水筒(スポーツドリンクなど)
・冷感タオル
・冷却スプレー
・ベビーカーの日よけカバー
・ベビーカー・チャイルドシート・抱っこひも用の保冷シート
・帽子
・ハンディ扇風機
・接触冷感マスク
飲み物としてスポーツドリンクを凍らせたものを持参すれば、暑さ対策と水分補給の両方に活用することができます。
また、お出かけする際は冷却スプレーや冷感タオルを持ち歩けば、こまめに体を冷やすことができるのでおすすめです。
夏場は直接日差しに当たりすぎないように、ベビーカーの日よけカバーを使用したり、子どもに帽子をかぶせてあげたりするようにしましょう。
暑さ対策グッズとして便利なハンディ扇風機の中には、首から下げられるものやベビーカーに大型クリップで取り付けられるものなどもあります。ベビーカー・チャイルドシート・抱っこひも用の保冷シートの使用も暑さ対策にぴったりです。
子どもが熱中症にならないようにするためのポイント
ここからは、熱中症になってしまったときの早期対処法や、子どもが熱中症にならないようにするためのポイントについて紹介します。
子どもの熱中症の症状を見逃さないようにする
子どもの暑さ対策を十分に行っていても、熱中症になってしまうことは少なくありません。そのため、子どもの様子をしっかりと観察し、熱中症の初期症状が現れた段階で素早く対処することが重要になります。
子どもに以下のような症状が現れたら、熱中症の初期症状である可能性があります。
・頬が赤く、体が熱い
・母乳やミルクを飲みたがる
・おしっこが少ない
・いつもより元気がない
・機嫌が悪い
また、以下のような症状が現れたときは、軽度の熱中症を引き起こしている可能性があるので注意してください。
・顔が蒼白になっている
・大量の汗をかいている
・吐き気や嘔吐などの症状がある
・体温が平熱~38℃程度とやや高い
・体温が高いのに体表面はひんやりしている
このような症状が現れたときは、すぐに冷房が効いた部屋や木陰などの涼しい場所に移動させ、脇や首などにガーゼやタオルで巻いた保冷剤を当てて体を冷やす処置が必要になります。
意識障害がみられる、けいれんしている、体温が40℃を超えている、など症状の悪化が見られる場合にはすぐに救急車を呼びましょう。
こまめに水分補給をする
熱中症予防のためには、体を冷やすことに加えてこまめな水分補給がとても重要になります。夏場の水分補給では、一度にたくさんの水分を摂取するのではなく、15分おきに一口を目安に摂取する方法がおすすめです。
子どもは、遊ぶことに夢中になっていると、のどが渇いたという自覚がないまま脱水症状を起こす可能性があるため、保護者から声をかけてこまめに水分補給をさせましょう。
日陰を歩くようにする
夏の炎天下で長時間過ごすのは、大人でも過酷な状況です。子どもを連れて外出する際には、日陰を歩き、直射日光下にいる時間をできるだけ短くするように心がけましょう。
また、影が多くなる朝や夕方以降に出かけるのも有効な手段です。正午前後になると、太陽が真上にきてしまうため影が少なくなります。夏の外出時には、熱中症を予防するために出かける時間帯にも配慮しましょう。
マスクを使用している時は特に注意をする
マスク着用時は呼吸から熱が発散できない状況にあることで、熱中症につながるおそれがあるので注意しなければなりません。
接触冷感マスクを使用したり、屋外の人の少ない場所であれば外して遊んだりするなど、状況に応じて対応方法を検討することが大切です。
まとめ
子どもは、大人よりも外気温の影響を受けやすいため、夏の外出時には暑さ対策を万全にしておく必要があります。また、熱中症は室内でも発生するものなので、室内で遊ぶときも室温のコントロールや小まめな水分補給を行いましょう。