ベビーカーは何歳まで使える?卒業するタイミングは?
小さな子どもと一緒にお出かけするのに欠かせないベビーカー。しかし、子どもが成長するにつれ、いずれベビーカーを卒業する時期がやってきます。いつごろまで使って良いのか、気になるママ・パパもいるのではないでしょうか。今回は、何歳までベビーカーが使えるのか、卒業するタイミングとあわせて解説します。
目次
ベビーカーは何歳まで使うもの?
ベビーカーは、メーカーやモデルごとに適用基準が決められています。基本的には、その適用基準がベビーカーを使える制限ととらえておきましょう。適用基準は取扱説明書などに記載されています。
子どもの体型は個人差が大きいので、適用基準は年齢ではなく、耐荷重で判断するのがポイントです。体重がベビーカーの耐荷重を超えると安全性に問題が生じるため、注意事項を守って利用しましょう。
ベビーカーの種類と適用の目安
ベビーカーには、A型、B型の2種類があります。次の表を参考に、子どもの体に合うものを選びましょう。体の成長にあわせた買い替えも必要です。
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使用開始時期 |
特徴 |
A型 |
新生児期(生後1ヶ月から) |
・首や腰のすわっていない赤ちゃんを寝かせた状態で使用可能 ・背面式と対面式が切り替えられるタイプが主流 |
B型 |
お座りができる時期(生後7ヶ月から) |
・ひとりでお座りできる子どもが使用可能 ・軽量でコンパクト |
また、ベビーカーには連続使用時間が定められています。A型は2時間以内(座位使用時は1時間以内)、B型は1時間以内が一般的です。小さな子どもの体に負担をかけるため、長時間の連続使用は避け、メーカーの指導事項を守って活用しましょう。
ベビーカーを卒業するタイミングと注意点
子どもがしっかり歩けるようになれば、ベビーカーはそろそろ卒業する時期です。子どもが長時間歩けるようになる、2~3歳ごろが卒業の目安と考えましょう。
ただし、成長には個人差があるため、子どもの体重や歩く様子をみて判断する必要があります。時期がきたら徐々にベビーカーに乗せる機会を減らし、次の方法で卒業の準備をしていきましょう。
1.親子で歩いてお散歩する機会を増やす
ベビーカーからスムーズに卒業するには、子どもに歩く楽しさを教えることが重要です。親子でゆっくりと散歩する機会を増やしましょう。「自分で歩いたほうが、いろいろなものが見られて楽しい」と理解すれば、自然と歩きたい気持ちが芽生えてくるかもしれません。
2.子どものお気に入りの靴を履かせる
キャラクター物や音が鳴るお気に入りの靴を履かせて散歩をしてみるのも効果的です。お気に入りのアイテムを身に付けていると、歩くことへのモチベーションが上がります。
3.歩けたらたくさん褒める
子どもが歩けるようになったら、たくさん褒めるのも卒業を促す重要なポイントです。大好きなママやパパからの褒め言葉、励ましは、子どもにとってなによりのご褒美です。褒められる喜びが自信につながるので、いっぱい褒めてあげましょう。
4.無理をさせずに上手にベビーカーも併用する
焦って子どもに無理を強いるのはNGです。子どもが歩くのを嫌がる場合は、ベビーカーに乗せてあげましょう。2~3歳の子どもは、まだまだ甘えたい盛りなので、ママやパパが気持ちを受け入れてあげることも大切です。無理をさせないほうがママやパパの負担も減るため、長時間の外出ではベビーカーを併用しましょう。
まとめ
ベビーカーを何歳まで使うかは、子どもの成長次第です。ただし、ベビーカーの適用基準を超えて使用することはできません。ベビーカーがあると移動が楽になる一方で、適用基準を超えての使用は安全性を欠くため、上手に卒業できるよう働きかけることが大切です。とはいえ、基準の範囲内であれば、無理をさせる必要もありません。親子で一緒に外出を楽しみながら、徐々に歩くのに慣れていけるようにしましょう。