子どもと行く海外旅行!注意するポイントとおすすめの旅行先
今年の長期休暇は「家族みんなで海外旅行!」と考えている方も多いでしょうか?しかし小さなお子さまを連れての海外旅行に少し不安を覚えるママ・パパも多いと思います。「飛行機っていつから乗れるの?」「旅行先で体調を崩したらどうすれば?」など心配ごとはたくさんあります。
そこで今回は、小さなお子さまはいつから海外旅行にいけるのか、飛行機に乗る際の注意点や旅先を選ぶポイントとおすすめの行き先などをご紹介します。
目次
お座りができるようになってからがおすすめ!
赤ちゃんが飛行機に乗れるのは、国内線・国際線ともに同伴者がいれば生後8日以降からが一般的です。生後7日までの新生児は、同伴者がいても搭乗できません。
赤ちゃんが飛行機に乗るのは不安があるかもしれませんが、飛行機の搭乗は赤ちゃんの身体に影響はないと考えられています。ただし、飛行機の上昇・下降時の気圧の変化による耳詰まりには配慮してあげましょう。
また、首がすわっていない赤ちゃんは、シートベルトを着けた大人の膝に抱くのが基本です。
飛行機内ではバシネットが利用できる
機内にはバシネットという赤ちゃん用のベッドがあり、ベルトをして赤ちゃんをベッドに寝かせられます。バシネットを使う場合は、事前に予約が必要です。また、体重や年齢に制限があるため確認しておきましょう。
とはいえ、首がすわっていない赤ちゃんを飛行機に乗せるのはなかなか大変です。授乳やミルクをあげる間隔が短く、おむつも頻繁に替えなければいけません。そのため、ママ・パパの負担もかなり大きくなるでしょう。
そこでおすすめなのは、バシネットを使わず、ひとりで座れるようになる生後6ヶ月以降です。お子さまをシートに座らせられるので、ママさん・パパさんは荷物の出し入れや整理などをする余裕ができるでしょう。また、そのころにはお子さまの生活リズムが整ってきます。お子さまが寝ている時間のフライトにするなど、海外旅行の計画も立てやすくなります。
赤ちゃん連れの方へのサービスは航空会社によってさまざまです。ホームページなどで事前に確認をしておくと安心です。
赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際の注意点
赤ちゃん連れで飛行機に乗る際は、オムツ替えや授乳に加えて、泣き出した際に周りに迷惑をかけないかママ・パパも不安でしょう。ここからは、赤ちゃんと飛行機に乗る際に注意しておきたいポイントをご紹介します。
座席は前方の通路側を選ぶ
赤ちゃんを連れて飛行機に乗る際、前方の通路側の座席を確保することをおすすめします。
前方であれば、乗り降りがしやすいです。通路側に座ればオムツ替えの際にも移動しやすく、泣いてしまった際に客室乗務員の助けも借りやすくなります。
希望通りの席を確保するためには早めの予約と下調べが重要です。必要ならバシネットの予約もしておくと安心です。
赤ちゃんが快適に過ごせる工夫をする
飛行機の気圧の変化で起こる、耳詰まりへの対策もしておきましょう。気圧の変化で耳が痛くなると、赤ちゃんが泣き出してしまうことがあります。
離陸直後や着陸時に母乳やミルクを飲ませたり、おしゃぶりを加えさせたりして、耳抜きがしやすくなるようにしてあげましょう。
また、乾燥や寒さへの対策も万全にしましょう。おくるみや上着など、着脱しやすい服装がおすすめです。
飛行機に乗る際は、できるだけ普段の生活リズムにあわせることも大切です。飛行機の中で眠れるようにお昼寝の時間にあわせるのもひとつの方法です。
機内サービスを活用する
航空会社によっては、ミルク作り・お湯の用意・赤ちゃん用ジュースの用意など、さまざまなサービスがあるため、うまく活用しましょう。
赤ちゃん向けサービスの内容は、会社ごとに異なるため事前に確認しておくことが大切です。ただし、どれだけ対策しても赤ちゃんが泣き出してしまうこともあります。周囲への気配りも忘れないようにしましょう。
赤ちゃんが飛行機に乗るときの航空運賃
赤ちゃんの航空運賃は、国内線と国際線で変わります。
国内線の場合
国内線は、大人1人に対し生後8日から満3歳未満の幼児1人までが無料で、航空券も不要です。ただし、大人1人に対し幼児2人目以降は小児運賃が適用されます。ほかにも、赤ちゃんが1人であったとしても、座席を確保したい場合は小児運賃が必要です。また、大人1人に対し同伴できる幼児は2人までです。
国際線の場合
国際線では、2歳未満の赤ちゃんで座席が不要なら幼児運賃、個別に席を用意する場合は小児運賃が適用されます。
国際線も大人1人に対し同伴できる幼児は2人までです。また、2人目以降は小児運賃が必要です。2歳未満の子どもに席を用意する場合は、チャイルドシートを利用できます。
お子さまはなるべく普段と同じ生活を!快適な旅にする5つのポイント
心配ごとが多いお子さまとの海外旅行。その中でも特に気を付けたいポイントは下記の5つです。海外旅行の行き先を決めるときの参考にしてください。
小さいうちはフライト時間が短い地域へ
長距離のフライトは大人だけでなくお子さまもツライもの。長い時間、狭い空間で自由に動けないとなると、お子さまにはかなりのストレスになります。退屈でぐずるお子さまも少なくはないでしょう。そのため、フライト時間が短い国や地域を選ぶようにしましょう。
日本との時差ができるだけ少ない地域へ
生活リズムが整ってきたお子さまにとって困るのが日本との時差。本来起きる時間なのに、旅先に着くとまだ真夜中ということもあります。そこで生活リズムが崩れると、日中なのに眠かったり、夜なのに寝られなくなったりします。なるべく時差の少ないところを選ぶようにしましょう。
もし時差のある国への旅行を考えているのなら、出発の1週間前から現地時間を意識した生活リズムに調整しましょう。
日本との気候差ができるだけ少ない地域へ
お子さまが小さなうちは、体温調整の機能がまだ十分ではありません。そのため、できるだけ日常の環境に近いところを選ぶようにしましょう。特にオーストラリアやニュージーランドなど南半球への旅行は注意。日本と季節が逆になるので、気温差からお子さまが体調を崩しやすくなります。
医療環境、衛生状態の整った地域へ
小さなお子さまは抵抗力が強くありません。なかには予防接種を終えていないお子さまもいるでしょう。日本ではほとんど発症しない伝染病も、海外では日常的に発症することも珍しくありません。旅行先の衛生面・疫病は前もって確認しましょう。また万が一のときの医療体制や旅行保険についても調べておくと安心です。
治安の良い地域へ
子連れの旅行は身動きがとりにくく、犯罪者に狙われやすいといえます。特にスーツケースなどの大きな荷物を持っているときは注意が必要。気持ちの負担を減らすためにも、治安のよい国を選びましょう。海外の治安については、外務省の海外安全ホームページで紹介されているので、そちらも参考にしてください。
▶外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
お子さまも楽しめるところが人気!おすすめの旅行先はこちら!
家族みんなで海外旅行に行くなら、先ほどの5つのポイントに加えて、お子さまも楽しめる地域を選びましょう。おすすめは以下の3つです。
【グアム】 穏やかな遠浅のビーチでお子さまも安全、時差もフライト時間も少ない!
日本との時差が1時間と少なくフライトも4時間程度なので、小さなお子さまと行く旅行先として人気があります。また、ビーチは波が穏やかで遠浅なので、小さなお子さまでも十分に楽しめます。また日本人観光客が多く、ホテルやショップには日本語を話せるスタッフも多くいるので安心です。
【香港】めずらしい乗り物にお子さまは大喜び!? 短時間で行けるのも魅力
香港は、日本との時差が1時間と少なく、フライトも4時間半程度なので訪れやすい旅行先のひとつ。街中には、スターフェリーや2階建てバスなど、日本であまり見かけない乗り物が多く走っています。乗り物好きなお子さまにとっては、とても楽しい体験になるはずです。また、香港といえば夜景も有名。きらびやかな景色は、子どもながらに感動するものがあるのではないでしょうか。
【ハワイ】壮大な景色とゆったりした時間。少し大きくなったらおすすめのビーチリゾート
1年を通して温暖な気候が魅力のハワイ。壮大な景色とゆったりと流れる時間は、ハワイならではのもの。日本人観光客が多く、レストランやホテルでは日本語が通じるところもあるので、何かと安心です。また、観光地のためレストランのキッズメニューが充実しているので、家族みんなで現地の食事を楽しめるでしょう。ただし、日本との時差は19時間。お子さまが小さいうちは、同じビーチリゾートならグアムのほうがいいかもしれません。ハワイへの旅行は、お子さまが少し大きくなってからにしましょう。
まとめ
生後8日以降から赤ちゃんも飛行機に乗れますが、初めてだとママ・パパも不安でしょう。生後間もない赤ちゃんとの海外旅行は首がすわってからがおすすめです。
また安心して赤ちゃんと飛行機に乗り旅行をするためには、事前にしっかり下調べと準備をしておくことが大切です。しっかり対策をして、ママ・パパも赤ちゃんも快適に旅を楽しんでくださいね。