スキンシップ不足解消へ~ベビーマッサージが与える+効果とは?
育休中にベビーマッサージの教室に行く親御さんが増えています。ベビーマッサージはその名の通り赤ちゃんのためのマッサージのことですが、マッサージの機能よりもスキンシップの機能を重視するという見方もあるのです。今回は、ベビーマッサージを行う理由や方法についてご紹介します。
ベビーマッサージはなぜやるの?
ベビーマッサージには、赤ちゃんと親御さんのスキンシップ不足を解消するといわれています。様々な事情もあり毎日の育児や家事に忙殺され、赤ちゃんとのスキンシップに集中する時間が取れない人が多くいらっしゃいます。スキンシップが不足することで、不安になってしまう赤ちゃんもいますし、親子のコミュニケーションをとるという意味でも、スキンシップは毎日行いたいですよね。
また、直接赤ちゃんの肌に触れることによって、赤ちゃんの触覚が刺激されるというのもベビーマッサージを行う理由のひとつです。触覚が刺激されると脳の発達が促進されるので、赤ちゃんの成長にとっては非常に大きな経験となります。
ほかにも、運動能力の向上や精神の安定、抵抗力アップなどさまざまなメリットがあるといわれており、ベビーマッサージの教室は全国各地で開催されているのです。
ベビーマッサージのはじめかた
●準備物を揃えよう
まずは事前に準備するものを揃えましょう。バスタオル、ベビーオイル、お気に入りのおもちゃ、水分補給のミルクや白湯が必要です。
ベビーマッサージの前には、赤ちゃんを満腹にしないように注意しましょう。満腹の状態でベビーマッサージを行うと、飲んだミルクを吐いてしまう恐れがあります。逆に空腹だと泣き出してしまうかもしれないので、適度におなかを満たした状態で行いましょう。また、赤ちゃんの気を紛らわせるためにもお気に入りのおもちゃは必ず用意しておきたいですね。
●リラックス出来る環境を整えて
赤ちゃんがリラックスできるように空間を整えましょう。赤ちゃんは裸になってベビーマッサージをされるので、温かいお部屋にしておくのがベスト。大人が薄着や半そででも、ちょうどよいぐらいの室温になっているかどうか確認しましょう。
また、赤ちゃんがよりリラックスした環境になるように、授乳2~3時間後を目安に、ベビーマッサージをするのがおすすめです。その際は、テレビなど音のなるものはオフにして、赤ちゃんとじっくり向き合ってリラックスできる空間を作りましょう。
簡単なマッサージからはじめてみよう
マッサージの目的は、赤ちゃんの肌を撫でてスキンシップを図ることなので、あまり気負わず気軽にマッサージを行ってみましょう。
胸は両手でハート形を描くようにマッサージします。ゆっくり優しく触れてあげてくださいね。胸のマッサージが終わったら、今度は右胸から左肩、左胸から右肩へと撫で上げましょう。おなかは、へそ下から下に向かって数回撫で、おなかを時計周りにさすってあげましょう。
背中は肩甲骨のあたりを、ハート形を描くように撫でてあげます。そのあとで背中全体を上から下に向けて撫でましょう。足のマッサージは、片手で足首をもって固定し、もう片方の手で軽く絞るようにするのがおすすめ。しっかりとリンパが流れて老廃物を効率よく外に出すことができます。
マッサージをする前は、ベビーオイルを手に付けて、人肌でしっかり温めてから赤ちゃんに触れてくださいね。
ベビーマッサージを行う理由と方法についてご紹介しました。ベビーマッサージは、免疫力アップや運動能力向上が期待できる赤ちゃん側のメリットはもちろんですが、親御さん側にも赤ちゃんとのコミュニケーションの時間がしっかりとれるというメリットがあります。「育児をこなすだけになってしまっているかも…」と気にしている方もいると思いますが、お母さんお父さんの愛情を全身に伝えてあげることができるので、ぜひ定期的にベビーマッサージを行いましょう。