気になる赤ちゃんの冬の肌トラブル!原因と対処方法
生まれて間もない赤ちゃんのやわらかい肌は、とてもデリケートです。特に、空気が乾燥する季節、冬の肌トラブルには注意をしたいですよね。今回は、赤ちゃんに多い冬の肌トラブルの原因や対処方法、予防策をご紹介します。
冬に肌トラブルが起きる原因
赤ちゃんの肌はとてもやわらかく、デリケートです。水分量たっぷりでうるおっているように見えても、赤ちゃんの肌の機能はまだまだ未熟で乾燥しやすいため、パパやママが気を付けてあげましょう。
一般的に、生まれたばかりの赤ちゃんは皮脂分泌が活発です。ところが、生後2~3ヶ月を過ぎると皮脂の分泌量が減り、乾燥しやすい状態になります。皮膚のバリア機能が低下し、少し刺激を受けただけでも肌トラブルにつながるので、早めに対策・対処をしてあげましょう。
特に、気を付けたい時期は、気温と共に湿度が下がり空気が乾燥する冬の季節です。また、冬は暖房器具を使う機会が多く、室内の空気も乾いています。頬にあたる冷たい風、暖房器具による室内の乾燥といった刺激が冬の肌トラブルを引き起こす要因となるので、毎日のスキンケアでしっかり対処しましょう。
冬の肌トラブルの対処方法
赤ちゃんの肌のカサカサや粉ふき、ごわごわした手触りに気が付いたら、それは冬の肌トラブルのサインです。悪化する前に、毎日のスキンケアを見直してください。
冬の保湿ケアは、回数に注意しましょう。冬は空気が乾燥しているため、全身の保湿ケアは朝晩の2回行うのが理想です。朝晩以外でも、気になるときはできるだけこまめにお手入れしてください。涙や鼻水を拭いた後、離乳食の前後、外出後、お風呂上がりなどは、肌が乾燥しやすいので注意しましょう。
さらっとしたテクスチャーの乳液よりも、冬の季節にはクリームタイプの保湿剤がおすすめです。伸びのよいクリーム単体、乳液とクリームの併用、どちらでもかまいません。おしりや口周辺といったデリケートな部位には、より刺激の少ないワセリンを使うなど、使いわけても良いでしょう。
赤ちゃんの肌に赤みがあり、炎症を起こしているときは、念のため病院を受診してください。赤ちゃんがかゆがって機嫌が悪いときも、医師にみてもらうほうが安心です。冬の肌トラブルが悪化すると保湿剤だけでは治りにくくなるため、早めの対処を心掛けましょう。
冬の肌トラブルの対処方法
空気が乾燥する冬は、肌トラブルを起こさないための予防が肝心です。正しいスキンケアを心掛けましょう。
まず、汚れの洗い忘れに注意してください。関節部分など、汗や汚れがたまりやすい場所の洗い残しは肌を刺激します。また、石けんを肌に残さず、しっかりすすいでください。
洗ったあとは、水分をしっかり拭き取る必要があります。肌に残った水分は肌トラブルを引き起こす要因になりやすいためです。また、拭き取る際は、ゴシゴシではなく、やさしく拭き取りましょう。
肌の保湿ケアは、すみずみまで行うのが基本です。特に、関節部分は塗るのを忘れやすいので要注意です。しわの間まで、たっぷり保湿剤を塗って乾燥を防いでください。
スキンケア以外の生活習慣も見直しましょう。寒い季節でも、赤ちゃんのお風呂はぬるめの40℃が目安です。湯温が高過ぎると肌のうるおいに必要な皮脂まで洗い流し、お肌の乾燥を招きやすくなります。
また、寒いからと室温設定を高くしたり厚着をさせたりしていると、赤ちゃんは大量の汗をかきます。汗も肌トラブルを引き起こす要因になるので、赤ちゃんに適した室温や服装に調整してください。
まとめ
カサカサや粉拭きといった赤ちゃんの冬の肌トラブルに気が付いたら、スキンケアのやり方を見直しましょう。正しい方法でこまめにお手入れすれば、赤ちゃんの冬の肌トラブルは防げます。
汚れをしっかり落としてから保湿をして、乾燥する季節も赤ちゃんのキレイな肌をキープしましょう。