予防接種で大泣き…子どもの注射嫌いを直すための方法って?
赤ちゃんが生まれてしばらくすると、予防接種を受ける機会が多くなります。
大人でも苦手な人が多い注射を、小さなお子さまが注射を怖がるのは当然のこと。
予防接種のたびに大泣きしてしまうお子さまも少なくないでしょう。
そこで今回は、予防接種を嫌がるお子さまがすんなり注射を受けられるよう、おうちでできる工夫をご紹介します。
目次
病院選び・先生選びをしっかりする
お子さまが予防接種で泣く原因のひとつに、「注射=痛い=怖い」という印象が心に植えつけられてしまっていることが考えられます。
一度注射で痛い・怖い思いをしたら、次の注射のときも前回のことを思い出して大泣きしてしまうものです。
そこで大事なのが、先生選びです。
先生によって、お子さまの注射の恐怖度は大きく変わってきます。
上手な先生はすばやく的確に注射をしてくれるので、「お子さまが気づかないうちに終わっていた」なんてことも少なくありません。
また、物腰が柔らかく優しい先生なら、お子さまの恐怖感も和らぎます。
ご近所や先輩ママたちの評判を聞いて、いい先生を探してみましょう。
また、病院によっては、注射をしたところにキャラクターの絆創膏を貼ってくれたり、ご褒美としてシールをくれたりするところもあります。
こういったアフターケアがあるだけで、意外とあっさり機嫌が直ることもあります。
子どもとお医者さんごっこをして、注射のシミュレーションをしておく
注射に少しでも慣れておくために、お医者さんごっこで注射のシミュレーションをしておきましょう。
ごっこ遊びのなかで、病院に行って診察室に入り、先生とお話、注射をするところまでの一連の流れを練習してみると、いざ本番のときに役立つかもしれません。
子どものお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを持っていく
待合室や診察室で少しでもリラックスできるように、お子さまが大好きなおもちゃや、いつも一緒にいるお気に入りのぬいぐるみを持っていくのがおすすめです。
待っている間も、おもちゃがあればお子さまの気を紛らわせることができるので、恐怖感が軽くなるはずです。
また、注射の前には、「ほらクマさんも応援してくれてるよ!」などと、ぬいぐるみと一緒にお子さまを励ましてあげましょう。
不要な恐怖感を与えないようにする
なかには、注射そのものが怖いのではなく、予防接種のときの病院の雰囲気に恐怖を感じるお子さまもいます。
例えば、他のお子さまが泣いている、白衣を着た知らない大人がたくさんいる、ママやパパ・看護婦さんなどに体を押さえつけられる……
不要な恐怖感を与えないようにするためには、できるだけ混雑していない時間帯を選んで受けに行く・男性が苦手であれば女医さんのいる病院を選ぶ・押さえつけられるのが苦手であれば体を支えるだけにするなど、お子さまの反応を見ながら工夫してあげることが大切です。
注射の後は子どもを思いっきり褒める
注射ができた後は、「よく頑張ったね」「えらいね」と、お子さまをギュッと抱きしめてたくさん褒めてあげてください。
以前よりも泣かなくなったときは、「我慢できたね」「お兄ちゃんになってきたね」などと、お子さまの成長を一緒に喜んであげましょう。
少し大きくなってきたら、注射の大切さを説明してあげましょう
2~3歳を過ぎて、大人の話を少しずつ理解できるようになってきたら、どうして予防接種をしないといけないのか、わかりやすく説明してあげるといいでしょう。
お子さまからしたら、訳もわからずに痛い思いをして注射を受けなければならないのか、疑問に思うはずです。
「この予防接種をすれば、大人になっても元気でいられるようになるんだよ」
「病気になったらもっと痛い思いをしなくちゃいけないけれど、先に注射をしておけば、病気にならずに元気でいられるんだよ」
「ママは〇〇ちゃんに元気でいてほしいから、注射を受けてほしいの」
などと、ご自身の言葉で優しく丁寧に伝えてみてください。