花粉症で悩む妊婦さん必見!妊娠中でもできる花粉症対策
例年2月前後から本格化しはじめる花粉症。特に、体調が不安定になりやすい妊娠中の花粉症はとても辛いものですね。また、今までは花粉症とは無縁だったのに、妊娠してから花粉症になってしまったという人も多いといいます。
そこで今回は、妊婦さんでもできる花粉症対策についてご紹介します。
妊娠中、花粉の薬は飲める?
花粉症の症状を和らげる薬としては、アレルギーを抑えるための抗ヒスタミン薬が用いられるのが一般的です。
こういったお薬はドラッグストアなどでも市販されていますが、妊娠中に服用する場合は注意が必要。お薬の中には妊娠中は飲まない方がいい成分が入っているものもあるからです。
自己判断で市販薬を服用するのはやめ、耳鼻科やアレルギー科に妊娠中であることを告げた上で相談するようにしましょう。
また、花粉症で目がかゆい・鼻が詰まるといった場合、目薬や点鼻薬を使う方も多いかと思います。これらは、飲み薬に比べると危険性は高くないという意見もありますが、中には妊娠中には摂取しない方がいい成分が含まれているものもあります。目薬や点鼻薬に関しても、病院で相談の上処方してもらうようにしてください。
妊娠中でもできる花粉症対策
花粉症の症状を悪化させないために最も大事なのは、花粉を体内に入れないことです。花粉は、目や鼻・喉などから体内に入りますので、これらの部位をしっかりガードしましょう。具体的には、以下のような対策を。
・花粉の多い昼間の外出はできるだけ避ける
花粉は、樹木が日光に当たることで飛散するといわれています。昼間の不要な外出は、できるだけ避けた方がいいでしょう。
・マスクやメガネで花粉をガード
花粉が多く飛散する昼間でも、もちろん外出しなければならないことは多々あります。外出の際は、マスクやゴーグル・花粉対策用メガネ・帽子で花粉の侵入を防ぎましょう。特にマスクは必須アイテム。マスクをすることで吸い込む花粉の量を1/3程度にまで減らせるといわれています。
・花粉がつきにくい素材の服を着る
毛足の長いコートやマフラーは、花粉が付着しやすいので、あまりおすすめできません。花粉がつきにくい凹凸の少ないナイロン生地のアウターを。
・洗濯物や布団は外に干さない
洗濯物や布団に花粉がつくのを防ぐために、花粉が飛散する時期はなるべく部屋干しを。
・家に入る前に衣類についた花粉をはらう
家の中に花粉を持ち込まないよう、玄関に入る前にアウターは脱いで花粉をはらうようにしましょう。
・掃除をマメにする
外から帰ったら洋服についた花粉をはらう・洗濯物を外に干さないといった対策をしていても、やはり花粉が家の中に入ってしまうことはあります。こまめに掃除機をかけて家の中に花粉をためないようにしましょう。
・部屋の換気は早朝か深夜に
部屋の換気は、花粉の飛散量が増える日中ではなく、花粉が少ない早朝または深夜に。
花粉の症状をラクにするためのセルフケア
花粉症の処方薬の中には、妊婦さんでも飲めるものもありますが、やはりできるだけ薬は飲みたくないと考える方が多いと思います。そこで、花粉症の症状を和らげるセルフケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
・蒸しタオルで鼻を温める
温かい蒸気を鼻から吸い込むことで、鼻づまりの症状が緩和されます。水で濡らしたタオルをよく絞り、電子レンジで20秒から60秒程度(電子レンジのワット数や性能によって違います)温め、鼻にあてて蒸気を吸い込みます。なお、タオルを温めすぎるとやけどにつながることがありますので、気持ちいいと感じる程度の温度まで冷ましてから使いましょう。
・鼻うがいをする
鼻の粘膜についた花粉を物理的に洗い流すには、鼻うがいがおすすめです。生理食塩水をゆっくりと鼻に注入し、口から吐き出します。慣れるまでは鼻の奥がツンとしたりむせたりすることもありますので、無理のないように行ってください。