歯固めはいつから使う?歯固めの効果と選び方を解説
歯が生え始める時期の赤ちゃんは、違和感や不快感で不機嫌になったり、ぐずったりすることがあります。そんなときに役立つのが「歯固め」ですが、「いつから使えばいいの?」「どう選べばいいの?」と疑問に思っているママ・パパも多いでしょう。今回は、歯固めを使う時期とその役割、購入する際の選び方について解説します。
目次
歯固めとは?いつから使う?
歯固めとは、赤ちゃんの歯が生えそろうのをサポートするアイテムです。素材や形状、大きさもさまざまであり、歯茎へのマッサージ効果があるといわれています。
歯固めを使い始める時期に、明確な決まりはありません。生後6ヶ月頃から使うのが一般的ですが、赤ちゃんの成長具合によっては3ヶ月頃から使用しても良いとされています。歯が生え始めて不快に感じているようなら、早いうちから与えても問題ありません。その際は、誤飲しない程度の、小さめのサイズを選ぶのがおすすめです。赤ちゃんの様子をみながら使う時期を検討しましょう。
また、使い始める時期と同じく、やめる時期も特に決められていません。おしゃぶりとは異なり、歯固めは長く使っても発育に問題ないとされています。無理にやめさせる必要はないので、自然に卒業できる時期を待つのが良いでしょう。
歯固めの役割と効果
歯固めには、以下のような役割と効果があります。
歯が生えることによる不快感を軽減する
歯が生え始める時期は、歯茎がむずむずして不快に感じる赤ちゃんが多くいます。なかにはその不快感がストレスになり、ぐずってしまう赤ちゃんもいるようです。歯固めを使えば、赤ちゃんの不快感を軽減するだけではなく、ぐずりを防げることで、ご家族の負担も減らせます。
食べ物を噛む力を養う
生後しばらくの赤ちゃんは、母乳やミルクから栄養を摂取します。最初は「吸う」という行為から始まりますが、離乳食が始まると、次第に「噛む」という行為を覚えなければいけません。食べ物をうまく噛むためには、唇や舌、あごの力が必要です。歯固めを使用することで、それらの部位に刺激を与えるほか、噛む力を養うトレーニングにもなります。
歯固めと似たアイテムにおしゃぶりがありますが、おしゃぶりはおっぱいを吸っているときの安心感を得てリラックス効果を生むものであるため、歯固めとは目的と用途が異なります。
歯固めを選ぶときに重視すること
歯固めにはさまざまな種類があります。購入する際は、安全性やお手入れのしやすさ、握りやすさ、親しみやすさを意識して選ぶと良いでしょう。
安全性
歯固めは赤ちゃんの口に入れるものであるため、安全な素材で作られたものを選ぶようにしましょう。主に木やシリコン、天然ゴム、米の素材を使ったものがおすすめです。
お手入れのしやすさ
歯固めは赤ちゃんが直接口に入れるものなので、清潔な状態を保つ必要があります。素材によってお手入れの方法が異なるため、あらかじめチェックしておくことが大切です。また、パーツが細かいものはお手入れが大変になる傾向があります。できるだけ洗浄や除菌しやすい素材、形状のものを選ぶのがおすすめです。
握りやすさ
歯固めは赤ちゃんが握って使うため、赤ちゃんにとって握りやすいかどうかも重要です。あまりにも小さすぎるものは持ちにくく、部品を誤飲する心配があるので注意が必要です。赤ちゃんが握りやすい歯固めであれば、使用する時間も自然に増え、効果も高まるでしょう。
親しみやすさ
赤ちゃんに歯固めへの興味を持ってもらえるよう、カラフルな色合いのものを選ぶのもおすすめです。そのほか、音が鳴るなど仕掛けのあるものであれば、赤ちゃんの五感を刺激させることにもつながります。
まとめ
歯が生え始める時期は、不快感を覚える赤ちゃんが多くいます。歯固めを使えば不快感を軽減できるほか、口周りの筋肉を鍛えることにもつながります。歯固めを選ぶ際は、お手入れがしやすく、赤ちゃんにとって握りやすさや親しみやすさのあるものを選ぶようにしましょう。